人の世界では新型コロナウイルスにより伝染病の脅威が再び認知されるようになりました。ひとたびワンちゃんやネコちゃんの世界に目を向けてみると、こちらでも未だに恐ろしい感染症が蔓延しているのが現状です。外を歩けばノミやダニが付き、気が付けばお腹に寄生虫が感染し、蚊に刺されると心臓にフィラリアが寄生するような世界なのです。こんな世界でワンちゃんやネコちゃんが安心して生活していくために予防できるものはしっかり予防するようにしましょう。
発生の比較的多いウイルスや細菌による感染症を予防するためのワクチンです。自身を伝染病から守ると同時に、他のワンちゃんやネコちゃんに病気をうつさないためのマナーとしても接種をおすすめしています。
初めて接種する場合は1か月おきに2～3回の接種を行い、そのあとは1年に1回の接種を行います。ワンちゃんでは6種と8種、ネコちゃんでは3種と5種の混合ワクチンがございます。生活スタイルや環境に合わせて接種する種類を決定します。
狂犬病の脅威から人とワンちゃんを守るため、年に1回の接種が法律で義務付けられています。狂犬病は人にも感染し、発症するとほぼ100％死に至る病気です。
ここ日本で、私たちが安心してワンちゃんと触れ合えるのは、ワクチン接種によって狂犬病ウイルスを抑え込んでいるためです。今後もこの良い状況が続くように忘れずに接種するようお願いします。
フィラリアは主にワンちゃん、まれにネコちゃんの心臓に寄生する寄生虫です。蚊に刺されることによって感染します。一度感染すると駆除することが難しく、生涯にわたり徐々に心臓や肺にダメージを与えていきます。八街、山武、富里などは全国的にもフィラリアの多い地域です。この地でフィラリアで苦しむ子を多く見てきました。蚊取り線香を焚いても、室内で生活していても感染するリスクがあります。特にワンちゃんは強く予防することをおすすめしています。
最近主流となってきたフィラリア、ノミ、マダニ、お腹の寄生虫をすべて予防・駆除してくれるタイプです。
いくつもの予防がひとつで済むので、別々に行うより手間がかからず、費用も抑えられます。
年に1回の注射でフィラリア予防が完了します。混雑する4月と5月以外でも予防を受けられます。また毎月の投薬が必要ないので忘れやすい方には特におすすめです。飲み忘れがないため翌年のフィラリア検査は免除されます。
食べるタイプや注射が身体に合わない子におすすめ。ノミやダニの予防効果もあります。
長年使われているタイプ。シンプルにフィラリアだけの予防を希望される方はこちら。